古い農機具の
処分方法をご紹介!
おすすめ6つの処分方法!

実家の倉庫に眠っている農機具を処分したい方、離農に伴い農機具が不要になった方がまず直面するのは「古い農機具はどうやって処分したらいいの?」という疑問ではないでしょうか。

粗大ゴミで捨てられるんでしょ?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は農機具は粗大ゴミでは捨てられません。

そのため、農機具の処分に困られている方は多くいらっしゃると思います。そこで本ページでは農機具の処分の方法や処分にあたり気をつけた方が良い点を紹介させていただきます。

1. 農機具の処分にあたって

農家の方々はもちろん趣味で農業をやられている方々にとっても、農機具は必要不可欠な存在です。トラクター、コンバイン、田植え機、耕運機、草刈機など、これらの農機具があれば、農作業をぐっと楽に行うことができます。しかしながら、離農に伴い農業をやめて農機具が不要になった方や、あるいは実家の倉庫に眠っていて使わなくなった農機具がある方など、その処分に頭を悩ますことも少なくないでしょう。

農機具を使わずに倉庫に保管しておくと、場所を取って邪魔になるだけでなく、長年使わないとエンジンもかからなくなりさらに処分に困る事になってしまいます。処分にあたっては費用だけでなく、法律を守った適切な捨て方が何なのかなど様々な点を考慮することが必要です。この記事では、農業を引退することになった方、倉庫に放置された農機具を処分したい方向けに、費用を抑えつつ、手間なく、そして法律を守って適切に処分できる方法をご紹介します。

トラクター、コンバイン、田植え機、耕運機、草刈機など農機具は様々な種類がありますが、それぞれ適切に処分する方法がありますので、本ページを参考にしていただき、処分に困っている農機具を適切に処分していただければと思います。これまで使われていた農機具とお別れするのは心寂しいところもあると思いますが、適切かつ円滑に処分を進めるための手引きとして、本記事がお役に立てれば幸いです。

2. 農機具は粗大ゴミで捨てられない

農機具の処分を考える際、初めに頭に浮かぶのが粗大ゴミとしての廃棄かもしれません。しかし、農機具を粗大ゴミとして捨てることは実は一般的には認められていません。以下、その主な理由を詳しく解説します。

ゴミ箱

一般家庭から出たゴミではなく適正処理困難物に該当するため

粗大ゴミとして処分される物品は、通常、一般家庭から出るゴミが対象です。農機具は専門の機器であり、一般家庭のゴミとは区別されます。これにより、通常の粗大ゴミ回収サービスでは取り扱いが認められていないことが多いのです。

エンジンやバッテリーが搭載されているため

多くの農機具はエンジンやバッテリーを搭載しています。これらの部品は特別な処理が必要であり、適切に処分しないと有害物質が漏れ、環境に悪影響を及ぼしたり、火災などの危険が生じることがあります。このため、通常の粗大ゴミ処分方法では適切に処理できないことが多いのです。

大型である場合が多く、重量もあるため

農機具はその多くが大型で重量もあるため、通常の粗大ゴミ処理施設では取り扱うことが困難です。特にトラクターやコンバインなどの大型機器は、そのサイズと重さが一般の粗大ゴミとは比較にならないほどで、これらの機器を適切に処理するには専門の業者との協力が不可欠となります。

トラクターやコンバインといった大型の農機具だけでなく、耕運機や草刈機などの小型の農機具であっても粗大ゴミとして捨てるのは難しいです。農機具の処分は、一見シンプルに見えるかもしれませんが、通常のゴミと同じ捨て方はできない点が悩ましいところです。以下ではこれらの農機具をどう処分すればよいのか、費用を抑えつつ、法的に適切かつ環境に配慮した方法を具体的に紹介します。

3. 農機具を処分する6つの方法

1. 地元の農機具店・農協に依頼する

農機具店や農協は農機具の取り扱いに慣れているため、近くに付き合いのある農機具店や農協がある場合は先ず考えられる選択肢となります。

農機具店や農協は農業に関連する様々なサービスを提供しており、農機具の処分にも慣れています。処分費用やそもそも処分をしてくれるかどうかは、処分したい農機具の種類や状態によって異なってくるため、先ずは問い合わせてみるのが良いと思います。

ただ、農機具店や農協は新品の農機具を販売することや修理・メンテナンスをすることが主な業務になるため、処分はそこまで得意では店が多い可能性があります。古い農機具の買い取りにはあまり詳しくないため、査定額も低くなることが多く、逆に処分費用を多く取られる可能性があるため、農機具店・農協だけではなく、下記で紹介する農機具買取店、スクラップ業者にも合わせて依頼することが良いと思います。

各メーカーの販売店、お近くの農協は下記ページから探すことができるため、お持ちの農機具のメーカーを確認していただき、お問い合わせしてみてもいいかと思います。製造メーカーの販売店に問い合わせるのが良いですが、違うメーカーの農機具でも処分してくれる可能性はありますので、まずはお近くのお店を見つけて、そこに問い合わせてみるのがおすすめです。

2. 農機具買取業者に売却する

中古の農機具の取り扱いを専門にしている農機具買取業者に買取・処分をお願いして売却する選択肢が有効です。買取業者だと新しくまだまだ使える農機具だけしか買い取ってもらえないと思われるかもしれませんが、不具合があり故障しているもの、しばらく動かしておらず動くか分からないもの、数十年前の古い農機具でも値段をつけて買取してくれることが多くあります。

農機具買取業者はインターネット、電話から査定依頼をするだけで、農機具が保管している場所まで出張査定、買取を行ってくれるため、とてもお手軽に処分をお願いすることができます。もちろんあまりに古く状態が悪い農機具は値段がつかず処分費用がかかってしまうこともありますが、お試しとして気軽に農機具買取業者に依頼してみるのがおすすめです。

農機具の買取価格は農機具の種類・メーカー、状態によって変動しますが、多くの農機具をまとめて売却することでより高い価格が期待できます。本サイトがおすすめする農機具買取業車を3つご紹介させていただきます。

クロバト農機買取

クロバト農機買取トップページ

クロバト農機買取ではトラクターやコンバイン、田植え機、耕運機など中古農機具全般の買取を行っています。全国対応で、査定から買取までを最短即日でスピーディーに行うことができます。
また、非訪問型・ネット完結での買取もしており、古い農機具でも高価買取が期待できます。不要になった農機具の処分を悩まれている方は、お気軽に問い合わせすることができるためおすすめの業者と言えるでしょう。
専門の担当者が迅速に査定を行い、納得のいく価格で買取を実施してくれますので、気になる方は下記のボタンからクロバト農機買取の公式サイトにアクセス可能です。信頼と実績を兼ね備えた業者として、多くの農家からの支持を受けています。

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UMM|農機具一括査定サービス

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UMM|農機具一括査定サービスでは一度の申し込みで、複数の買取業者から査定を受けることができます。複数の業者にまとめて依頼することができるため、満足のいく買取につながることが期待できます。
手間をかけずに効率的に最適な買取業者を見つけることができるため、忙しい方々にも便利です。
ただ、一括査定のため複数の業者から連絡が来ることがあるため、営業の電話が多くかかってくるのが苦手な方は避けた方が良いかもしれません。

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農機具買取プレジャー

農機具プレジャートップページ

農機具買取プレジャーは古い農機具や使用感のある農機具でも適切な価格での買取をしてくれると評判があります。
対応が迅速で、査定後の買取までのスピードも魅力の一つです。信頼性と満足度の高いサービスを提供しているため、農機具の売却をお考えの方におすすめです。

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3. 不用品回収業者に回収してもらう

小型の農機具や標準的な農機具の場合、不用品回収業者による回収が可能です。近くの不用品回収業者に電話すれば、すぐ引き取りに来てくれるので手間もかからずすぐに処分できるので便利です。

処分費用はかかりますが一律料金を取っている業者が多く、その他の不用品もまとめて回収してくれることがあるため、倉庫の中をまとめて処分したいときなどにはおすすめです。業者によっては農機具の回収に対応していない業者もあるので事前に確認することが重要です。

大型の農機具で分解が必要な場合は解体費用もかかりますので、どちらかというと小型の農機具を処分したい方に向いている選択肢かと思います。

4. スクラップ業者に解体・引き取りしてもらう

大型の農機具や壊れていて使えない農機具の場合、スクラップ業者に解体・引き取りしてもらう選択肢があります。スクラップとは、農具を解体して鉄くずにすることで鉄くずは再利用できるため、1kgあたり何円という形で買い取ってもらうことができるため処分費用がトータル的に安くなることがスクラップ業者の魅力です。(地域によって異なりますが2023年8月時点で45円/kg程度です。)

専門業者は重機などを使って機械を解体し、再利用可能な部品の回収やリサイクル処理を行います。近くにスクラップ業者がない場合は出張費として、別途作業料がかかる可能性もあるため、その点は注意した方が良いです。近くにスクラップ業者がある場合は直接持ち込んで引き取ってもらうことも可能ですので、トラックを持っている方は直接持っていってもいいかもしれません。

5. ネットオークションに出品する

農機具がまだ使用可能な状態であれば、ネットオークションに出品する方法も検討できます。個人でも容易に取引ができるため、希望する価格で売却するチャンスがあります。写真や説明文を添えて出品することで、購入者と直接交渉が可能です。

ただし、機械の状態や発送方法などの詳細を明確にする必要があり、取引中にトラブルが発生する可能性も高いので、その点は要注意です。古い農機具であればそこまで値段がつかない可能性が高いため、手間やリスクを考えると業者にお願いするのが良いかもしれません。

6. 親戚や知人に譲る

農業を営んでいる親戚や友人がいる場合、親戚や知人に譲る選択肢も考えられます。まだ使える農機具の場合、無償で譲るのはもちろん、少しばかりの代金で売却することもできます。処分の手間を省くだけでなく、使い道がある身近な方に譲ることで、農機具が再利用されるため農機具も嬉しがるのではないでしょうか。

ただ、譲った後に不具合や故障が見つかった際はトラブルになってしまうほか、大型の農機具の場合、輸送が必要になることも考慮する必要があります。後々何かあった際にどうするかや運搬にかかる費用についても事前に話し合い、明確にしておくと後々のトラブルを避けられることができます。

4. 注意点とよくある誤解

農機具の処分には、いくつかの注意点が存在します。無駄な出費や法的なトラブルを避けられるよう、よく確認してから処分するようにしていただければと思います。

注意点

1. 無許可での廃棄は禁止

農機具は金属や油などの有害物質を含んでいることが多く、無許可での廃棄は環境への影響があるため法律で禁止されています。正しい処分方法を選び、必要であれば専門業者に依頼することが重要です。

2. 粗大ゴミとしての捨て方の誤解

トラクターやコンバインなどの大型農機具だけでなく、耕運機や草刈機などの小型農機具であっても粗大ゴミとして捨てるのは難しいことを理解しておく必要があります。専門業者を通じて処分するのが一般的な方法です。

3. 親戚や知人への譲渡に際する注意

親戚や知人への譲渡も一つの方法ですが、事前に細かい点まで相談せずに合意なしに譲渡してしまうと後々のトラブルにつながる可能性があるため、書面による合意書の作成など、事前の準備があった方が安心です。

4. ネットオークションでの販売のリスク

ネットオークションでの販売は便利な方法ですが、機械の状態や発送方法などの詳細が不明確な場合、取引トラブルに発展する可能性があります。十分な情報提供と、取引先との明確なコミュニケーションが求められます。

5. 農機具処分方法のまとめ

農機具の処分は多くの人にとって経験したことがないため、どこから手をつけていいか分からないかもしれません。そこで本ページで紹介させていただいた、処分・買取の適切な方法や注意点を確認した上で、農機具の処分を進めていただければと思います。

  1. 粗大ゴミとして処分できない: 無許可での廃棄は禁止されているのはもちろん、一般廃棄物として粗大ゴミで捨てることができないため、法律を遵守し、必要な場合は専門業者に依頼しましょう。
  2. 処分費用をできるだけ抑える: 機械の種類や状態によって処分費用は大きく変わってきます。値段がつかないと思うような農機具でも、買取業者やスクラップ業者に依頼すれば値段が付き、処分費用がかからずに逆にお金がもらえることもあります。
  3. 個人売買の場合は事前の合意を: 親戚や知人への譲渡の際には、後々のトラブルを避けるために事前に様々な点を話し合っておく必要があります。農機具の譲渡が仲違いにつながることもあるため気をつけましょう。